プリウスベースのミニバンであるプリウスαが2017年12月頃にモデルチェンジすると予想されています。新型プリウスαの燃費やスタイリング、安全装備、価格は?
プリウスαはプリウスモデルチェンジ後でも売れている人気モデル
プリウスαは2011年5月に先代プリウスの派生モデルとして発売されました。セダンのプリウスをベースに、ステーションワゴンとミニバンを融合させたモデルとして人気となりました。
5人乗りと7人乗りがラインアップされていて、プリウスよりも多く荷物が積めたり、7名まで乗車できたりと、ヴォクシー程のサイズはなくても利便性の高さが人気の秘密となっています。
ベースのプリウスと比較すると全長+150mm、全幅+30mm、全高+85mm大型化されています。大型化による重量増で燃費は約20%ダウンしていますが、利便性のメリットに魅力を感じる方が多かったのでしょう。
このプリウスαも発売から6年経過している上に、ベースとなっているプリウスは2015年12月にモデルチェンジされている状況ですが、今でも結構売れていて、新型プリウスPHVぐらい売れています。
ライバル車がウィッシュ、アイシスなどハイブリッドの設定もなく細々と販売されているモデルか、ホンダのジェイドぐらいです。ジェイドは2015年にストリームの後継車として発売された7人乗りミニバンです。
ストリームはガソリンエンジンのみの設定でしたが、ジェイドはプリウスαと同じハイブリッド専用モデルとなっています。
ジェイドの燃費は25km/Lとプリウスαの26.2km/Lには及ばずですが、価格は272万円からとプリウスαの7人乗りよりも10万円安い設定です。
しかし、ジェイドの人気はイマイチでプリウスαの足元にも及ばない販売台数となっています。
やはりハイブリッド=プリウスのブランドにはかなわないのでしょう。
現行プリウスαがプリウス発売の2年後に発売された事を考えると、新型プリウスαのモデルチェンジ時期は2017年12月と予想されています。
新型プリウスで一番の注目はやはり燃費でしょう。
搭載されるエンジンは、当然新型プリウスの搭載されているTHSⅡの改良型が採用されます。
新型プリウスの売れ筋グレードの燃費はJC08モード37.2km/Lとなっていますが、車重の重いプリウスαでは少々燃費は悪くなり、33km/L程度と予想されています。
現行モデルが26.2km/Lなので燃費は大きく向上する事になり、ミニバンとしてはライバル不在の燃費性能になります。
コンパクトミニバンのシエンタハイブリッドの7人乗りでさえ燃費は27.2km/Lなので新型プリウスαの燃費性能すごさがわかります。
気になるのはスタイリング・・・
新型プリウスはこれまでのイメージを大きく変えて、先進的かつ斬新なデザインで発売されました。このスタイリングについては、かなり賛否両論あります。大人気モデルだけにチャレンジし過ぎとの意見の方が多いかもしれません。
新型プリウスαについても、やはりプリウスのフェイスマスクが採用されるのでは予想されています。
ただし、同じプリウスでも新型プリウスPHVはベースのプリウスとは違って、かなりカッコ良いスタイリングで登場してきたことを考えると、プリウスαも違ったデザインでの発売も期待されます。
新型プリウスのデザインがイマイチ好きになれない方は、今のうちに現行プリウスαを購入する方が良いかもしれません。
新型プリウスαの走行性能は?
新型プリウスαは、新型プリウスと同じ、TNGA(トヨタニューグローバルアーキテクチャ)プラットフォームが採用されます。このプラットフォームの採用で、走行性能に不満のあったプリウスの走りが劇的にアップしているので、走行性能にはかなり期待できます。
また、リア・サスペンションがトーションビームからダブルウィッシュボーンに変更されることで、乗り心地も改善されると予想されています。
安全性能や価格など
新型にはプリウスでも搭載されたトヨタセーフティセンスPが搭載されます。現行モデルと比較すると大きな進化です。
新型プリウスは、トヨタではじめてクルーズコントロールの前車追従機能の速度域を全車速に拡大されています。
これで、半自動運転が可能となりました。市街地ではアクセルもブレーキも踏まず、発進、加速、巡航、停車までが自動化されています。
燃費にばかり注目が集まりますが、この自動運転技術も大きな注目に値すると思います。
最後に新型プリウスαの価格ですが、基本性能の向上に加えて、最新の安全装備の充実などもあるため、グレードによって10万円から20万円程度値上げになると予想されています。
新型プリウスでも同程度の値上げがあったので値上げは確実でしょう。
意外とミニバンの空白地帯と言えるこのクラスで、かなり充実したプリウスαが発売されれば、更なる独走態勢は間違いないでしょう。
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