アルファロメオジュリアは1962年から1977年に発売されていた名車で、約40年ぶりに復活して発売されました。しかもアルファロメオとしては25年ぶりのFRセダンとして注目されています。
メルセデスベンツCクラス、BMW3シリーズとライバルとなるアルファロメオジュリアは、ドイツメーカーとは違う魅力で人気となるでしょうか？
アルファロメオジュリアのスタイリングとボディサイズ
↑ジュリアクアドリフォリオ
スタイリングデザインはアルファならではの宇宙人顔といったイメージで、日本人には少々違和感があるかもしれません。しかし、日本車やドイツ車にはない個性が大きな魅力ではないでしょうか？違和感は最初だけで、ジワジワとカッコよく見えてきます。
↑ジュリアスーパー
上級グレードのジュリアクアドリフォリオと比較すると、標準モデルのジュリアスーパーは大人しめのスタイリングです。もう少し迫力欲しい気もします。
リアのデザインに関しては、あまり斬新で新鮮なイメージはありません。BMW3シリーズの方が好みです。
アルファロメオジュリアのボディサイズは全長4645mm、全幅1865mm、全高1435mmとまさにDセグメントサイズです。
全長はBMW3シリーズとまったく同じサイズですが、全高は5mm低く、全幅は65mmワイドになっています。BMW3シリーズよりもロー＆ワイドなスポーティなボディとなっています。
アルファロメオジュリアのインテリア
アルファロメオらしくセンスのいいデザインと素材になっています。
8.8インチディスプレイを含んだ車載インフォティンメント、コネクトシステムが標準装備されています。
アルファロメオジュリアのインテリアは、ライバルのBMW3シリーズよりもセンスよく上質に仕上がっている印象です。
アルファロメオジュリアのエンジン
アルファロメオで気になるのはやはりエンジンです。
アルファロメオジュリアのエンジンラインは3種類。
- 4気筒2.0Lターボ
- V6 2.9Lツインターボ
標準グレードとなるジュリアスーパーには4気筒2.0Lターボの200PS/FRで、その上にジュリアヴェローチェが4気筒2.0Lターボのブーストアップ版で280psをトルクベクタリング4WDになっています。見せどころとなるエンジンサウンドも好感が持てるもので、4気筒なりに軽やかなようです。絶対的な速さより運転の気持ち良さを実感できるものになっているようです。
トップグレードのクアドリフォリオは、なんとフェラーリ直系の2.9L V6ツインターボを搭載して、なんと510psのハイパワーエンジンです。
このエンジンはフェラーリ・カリフォルニアTのV8を2気筒減らしたもので、生産もフェラーリのマラネロ本社工場です。
この510psという数字は3.8LツインターボのカリフォルニアTに迫るという実力には驚きです。
アルファロメオジュリアの価格 BMW3シリーズ比較
アルファロメオジュリアの価格は
- ジュリアスーパー：543万円
- ジュリアヴェローチェ：597万円
最もベーシックなジュリアスーパーが543万円で、同じ4気筒2.0LターボガソリンのBMW320i Mスポーツが570万円です。BMW3シリーズがライバルというだけあって価格もかなり意識した設定になっています。
注目はクアドリフォリオです。
510psのフェラーリ製エンジン搭載となると、さすがに高いです。ただ、本物のフェラーリの半額以下と考えれば安いものと言えなくもないです。
それではライバルのBMW M3と比較すると実はちょっと安くなっています。
- ジュリアクアドリフォリオ：1132万円
- BMW M3：1185万円
M3は、431ps/56.1kgmの直6ツインターボなので、510ps/61.2kgmのジュリアクアドリフォリオはスペック的には圧勝です。
クアドリフォリオは別格ですが、ジュリアスーパーならBMW3シリーズの良いライバルとして人気になるかもしれません。
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