スバルのフォレスターはSUVとしての実力はありますが、ライバルであるエクストレイルや、クリーンディーゼルで人気のCX‐5に販売台数では追いつけない状況です。2018年8月頃にモデルチェンジされると予想されている新型フォレスターは、ライバルのエクストレイルやCX‐5に対抗できる改良になっているのか?
フォレスターの魅力は水平対向エンジンとシンメトリカルAWD、そして最新の安全装備
現行フォレスターは2012年に発売され5年近くが経過しているSUVですが、スタイリッシュなデザイン重視のライバルと違って、機能重視の直線的な武骨なデザインや、スバルらしくコツコツと改良を続けて、現在では最新のアイサイトが搭載されたり、ステアリングに連動して照射角度を変える機能を備えたりと、安全装備も最新版が採用されています。
フォレスターにはSUVとしての基本的な機能が詰まっているのですが、ライバルと比較するとやはり地味なんです。
CX‐5はすこぶる評判の良いクリーンディーゼルが大きな武器になっています。
エクストレイルは「タフギア」のイメージ通り、防水仕様の採用など、強く逞しいSUVのイメージがついています。さらにエクストレイルには2015年5月にハイブリッドモデルを発売して20.6km/Lの燃費を実現しています。この燃費はフォレスターの16km/Lの燃費と比較しても、大きなアドバンテージになっています。
それでもフォレスターの根強い人気は健在で、スバル独自の技術である「水平対向エンジン」と「シンメトリカルAWD」でライバルにはないドライビング性能が魅力となっているのでしょう。
新型フォレスターのスタイリングは新型インプレッサ・XVに近いデザイン
現行フォレスター発売から5年目となり、年々改良がされているとは言え、そろそろモデルチェンジの噂が出てもおかしくない時期になっています。
新型フォレスターは現行の機能的で武骨なデザインから、スタイリッシュなSUVに変更になると予想されています。そのデザインは2015年の東京モーターショーで出展された「VIZIVフューチャーコンセプト」がベースとなるようです。
↑VIZIVフューチャーコンセプト
最新の情報では、ヘッドライトなどは新型インプレッサや新型XVに近いデザインが採用されるようですが、フロントグリルが現行モデルよりも大きくなって、押し出し感の強いフォロントフェイスとなるようです。現行フォレスター同様にSUVらしい力強いデザインが踏襲されそうです。
エンジンはレガシィやアウトバックに搭載の2.5L水平対向4気筒エンジン搭載か?
エンジンに関しては、現行同様2.0L自然吸気エンジン(NA)が中心になるとの事です。この2.0LNAエンジンは新型インプレッサに搭載されている、新開発の2.0L水平対向直噴NAエンジンが搭載されるようです。最高出力154ps、最大トルク20kgmを発揮するエンジンで、現行の148psから若干のパワーアップが見込まれます。
トップグレードは、現行フォレスターXTに搭載されている2.0L水平対向4気筒直噴ターボエンジンがラインアップされています。これは、2.5L水平対向4気筒NAエンジンに変更されるようです。現行レガシィ・アウトバックに搭載されているものを直噴化させた新開発エンジンを搭載すると予想されています。
この2.5Lエンジンも良いのですが、現行では最高出力175psと2.0Lエンジンとの差別化はそれ程大きくないような気もします。それなら、レヴォーグに搭載されている300psの2.0Lターボエンジンの搭載の方が、スバルらしいライバルSUVとの差別化になると思うのですが・・・
新型フォレスターにはハイブリッドモデルもラインアップか?
また、ライバルのエクストレイルにはハイブリッドモデル、CX‐5にはクリーンディーゼルエンジンがラインアップされているので、新型フォレスターとしてもより進んだ環境対応が必要となるため、新たにハイブリッドモデルが追加されるようです。
新型XVに追加発売が予想されるハイブリッドが搭載されるのではと言われています。
そして、注目はプラグインハイブリッドの搭載です。EV走行距離60㎞以上を実現する新プラグインハイブリッド(PHEV)が2019年にはラインアップされると予想されています。
新型フォレスターのエンジンや、最新プラットフォームのSGPが採用されるなどのニュースはありますが、e‐POWER搭載が予想されているエクストレイルや、クリーンディーゼルや洗練されたスタイリングで人気となっているCX‐5に対抗するには、少し弱いイメージです…。
フォレスターだけでなく、スバル車に言える事ですが、CVTの設定は変えてほしいと思っている方は多いのではないでしょうか。
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