新型プリウスPHV試乗評価 2017年モデルチェンジ

1997年に発売されてから18年の時を経て、2015年12月にモデルチェンジされ4代目プリウスが発売されました。スタイリングはかなり賛否両論ありますが、売れ行きは好調です。

プラグインハイブリッドとなるプリウスPHVは、先代プリウスをベースに2012年に発売されました。2017年2月にモデルチェンジされ、新型プリウスPHVが発売されました。

新型プリウスPHVのスタイリングは通常プリウスよりも優越感

先代プリウスから発売されたプリウスPHVですが、販売的には苦戦していました。普通のプリウスと差別化されていなかったのが要因の一つとも言われています。

新型プリウスPHVはスタイリングで差別化されました。

↑新型プリウスPHV

↑通常プリウス

しかもスタイリングは新型プリウスPHVの方がカッコ良いです。これがプリウスPHVを所有する一番で大きな優越感を得られると評価されています。

また、ソーラー発電つきならば、このパネルが意外にもカッコ良いとの評価もあります。ホワイトボディに、ブラックルーフ調の色合いが映えるのもあるでしょうが、ソーラー特有の柄が独特な雰囲気を醸し出しているのでしょう。

新型プリウスPHVの試乗評価走りも通常プリウよりもおすすめ

新型プリウスPHVで一番驚かされるのは走りと評価されています。

静粛性、滑らかさ、上質な乗り心地。本当にプリウスなのかと感じるレベルで、高級車的な乗り味と言っても遜色ないと言われています。

また、旋回バランスも非常に良いのも魅力のようです。リヤサスの上に搭載された大型バッテリーによって、前後の重量バランスが通常のプリウスよりも良くなっています。

これによって車の前後方向の揺れ方が変わっていて、プリウスPHVの方がフラット感があります。このフラット感が旋回中にも発揮され、ハンドル舵角がピタッと決まるとの評価です。

新型プリウスPHVの燃費

PHV一番の問題は充電ポイントです。充電ポイントさえ充実していれば正直燃費は無限大となります。

ただ、充電なしで普通のプリウスのように走っても実燃費は約24km/Lです。プリウスで同じように走っても22km/L程度ではないかとのことなので、低燃費なハイブリッドカーには変わりありません。

カタログ上でのJC08モード燃費は37.2km/Lと同じなのですが、プリウスPHVは最大回生エネルギー力がプリウスと比較すると1.2倍以上あるので、実燃費ではPHVの方が低燃費になります。

新型プリウスPHVのソーラールーフ

この新型プリウスPHVのソーラールーフはかなり未来的です。

青空駐車しておくと、1日で2.5～3km弱走れる電力が太陽光エネルギーから得られます。計算上では週に一度、しかも近距離でしかクルマを使わないなら、無給油、無充電での走行も可能になります。

ただ、そんな近距離しか使わないのなら、こんな高いクルマは買いませんが･･･。

新型プリウスPHVのデメリット

通常プリウスを大きく上回走行性能と低燃費に加えて、スタイリングもカッコ良いとなれば、プリウスPHVに死角はないような気もしますがいくつかデメリットもあります。

定員は4名
狭いラゲッジルーム
高い価格設定

まず、リアシートには2人しか乗れません。5名乗車する可能性がある方は購入対象から外れてしまいます。

ラゲッジルームはリチウムイオンバッテリーがラゲッジ床下に敷き詰められている関係で、高さが不足していて、使いにくいです。

最後に価格ですが、326万円からの設定です。通常のプリウスが242万円からなので、その差は84万円です。価格差は小さくありません。これなら、通常のプリウスで十分と思ってしまうかもしれません。

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