2017年10月にモデルチェンジされ発売された、新型リーフの試乗評価を紹介します。
新型リーフの詳細データについては「新型リーフ 2017年10月にモデルチェンジ 」で詳しく紹介しています。
新型リーフの進化はバッテリーの進化
新型リーフの進化は主に2つです。
- カッコ良くなったスタイリング
- バッテリー容量の拡大
新型リーフのスタイリングは先代比較すれば一目瞭然です。
スタイリングは個人の好みによって評価は様々ですが、リーフに関しては新型に軍配が上がると思うのですが。
そして、バッテリーの進化です。
バッテリー容量を24→40kwhに増量したことで、使えるエネルギーが増えます。あわせて、インバーターとパワーコントローラの改良によってモーターに大きな電力を送ることが可能になっています。
すると、モーター本体は従来と同じものを使っているのに、馬力は109psから150psへ、トルクは25.9kgmから32.6kgmへとアップしています。
新型リーフの試乗での走行性能評価
最大出力や最大トルクのアップのよる結果、試乗評価では全開時のトルク感や高速域での伸びの良さに関しては従来型より明らかにパワフルになっているとの評価です。
ただし、ごく普通に街中を流す程度のアクセル操作では、旧型との違いはほとんどないようです。内燃機関だと同じユニットでもチューニングの違いが走りのキャラクターの差となって現れるのですが、電気モーターにはそういう個性は期待できません。EVの一番の欠点かもしれません。
そのかわり、電気モーターには制御に対して瞬時に正確な反応を示すというメリットがあって、プロパイロットを使って前車にクルコン追従する時などは効果が非常に大きいと好評です。
セレナでは、モタモタしたイメージだった静止からの再スタートや渋滞追従が格段にスムーズに機能します。
また、プロパイロットについては、車線内での微妙なふらつきが減って、レーンキープの正確性が向上しています。まさにボタンひとつで自動運転という理想に近づいているとの評価です。
また、ノートe-POWERで好評の1ペダルドライビングモードが用意されたのも、回生ブレーキを自由に制御できるEVならではです。新型リーフは渋滞路では世界一ストレスなく走れるクルマだと最高の評価です。
↑ノートe-POWER
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新型リーフの欠点は実航続距離
ここまでの試乗評価を見ると、新型リーフに欠点はない!といったイメージです。先代リーフ最大の欠点であったスタイリングは大幅に改善され、スタイリッシュなボディとなり、走行性能もパワーアップが実現され、静粛性能も大幅アップです。
ここまでくると、いよいよEVも幅広いユーザーに対応できる時代になったようにも感じます。
では、新型リーフは幅広いユーザーに、新しい究極のエコカーとして受け入れられ、プリウス並みに売れるのか?と言えば、そうはいかないでしょう。
一番の課題はやはり航続距離ではないでしょうか。
新型リーフの航続距離はJC08モードで400kmとなっていますが、周知の事実で実用上は7掛け程度です。実際の試乗でもやはり7掛け程度のようです。よって実航続距離は280~300km程度です。正直280~300km程度では、一般ユーザーがプリウスPHV買うぐらいの感覚で買うことはないと思います。特に自宅で充電設備がない環境のユーザーは、購買意欲は湧かないでしょう。
↑プリウスPHV
一般ユーザーが買ってもいいかなと思うには、最低でも450~500kmぐらいの実航続距離がないと不安です。500km程度の航続距離のEVが400万円程度なら、補助金40万円を差し引くとプリウスPHVと競合する価格帯になるので、一気にブレイクするのではないでしょうか。
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